新潟県の地酒販売の酒のいのうえ
●特定商取引法表示
●買い物の中身を確認
トップページ 越乃寒梅 越乃景虎 想天坊 萬寿鏡 麒麟山 白龍 北翔 鶴齢 真野鶴 雪月花
店主のおすすめ 新潟のうまいもん お店の紹介 FAX注文書 買い物の中身を確認
お酒の話 おつまみレシピ お客様の声 リンク集 Q&A 店主のブログ サイトマップ



読んで安心、飲んで楽しい健康のための
日本酒読本(日本酒センター出版)からご紹介致します。
おいしく、楽しく日本酒をいただくポイントがわかりますよ。

新潟ワンカップ事情 酒の話No.15
◆「新潟ワンカップ飲みくらべセット」がお蔭様で大好評です!初夏(17年6月)のころ東京で日本酒のワンカップがブレイクしつつあるという話を聞き「これだ!」と思い、さっそく問屋さんの営業に話を持ちかけたら「ぜひやりましょう!」との返事。そして結論は、新潟は日本酒の産地として全国でも有名なんで新潟県の蔵元飲みくらべをやりましょうということになりました。
◆新潟県には現在約90社の蔵元があります。全ての蔵がワンカップの製造はしておりませんが、有名・無名にかかわらず美味しい新潟地酒30酒類をセレクトいたしました。ワンカップの中身は普通酒ですが新潟のお酒は普通酒でもグレ−ドが高く、本醸造や特別本醸造並の規格のお酒が多いです。またこれらベ−スのお酒の味を知っていただくことにより、新潟清酒の良さを認識していただけるものと思います。
◆日本酒には関心があるが量は沢山飲めないという方。また有名・無名にかかわらずご自分の酒を捜し求めてみたい方。また料飲店様のお酒のメニュ−のひとつとして加えてみるのもいかがでしようか?実際料飲店様からのご注文もたくさんいただいております。
日本酒のワンカップは、蔵元さんにとっては小容量のため手間がかかり大変なのですが、ワンカップがブ−ムに終わらず日本酒の底辺の拡大や、新しい楽しみ方のひとつとして定着してくれますよう当店もがんばります!        
ネット販売は顔の見えない商売? 酒の話No.14
 皆さんご存知ないと思いますが、現在全ての蔵元さんが、ネット上でのお酒の販売を認めているわけではありません。理由は色々ありますが主な理由は、「ネット販売はお客さまの顔が見えない!」からだそうです。確かに、お客様の顔は見えません。メ−ルや電話・FAX等で申し込みを受け、右から左へ商品を流しているような「安易な商売」というイメ−ジをお持ちの蔵元さんもいらっしゃるようです。

  しかしながらネット販売は、想像以上にお客様への気配りや労力を必要とします
。現実店舗での商売以上かもしれません。それ故、お客様の顔は見えませんが、ネット上でもお客さまと心の通い合う商売が可能となり、またネット上の商いを通じてお客様と喜びを分かち合うという素晴らしい体験を持つことも出来ます。顔が見えない分、現実店舗以上にお客様とどのようにかかわり、お客様にどうしたら喜んでいただけるのかを私は毎日考えています。

  一方、ネッ
ト販売は安直でイ−ジ−な販売方法とお考えの方々やインタ−ネットがまだまだ未成熟な世界のため、デメリットやトラブルなどを心配する方々のお気持ちも分からないでもありませんが、これは実際の店舗でも同じことであり、システムや法的整備も今後成熟してくればある程度解決されてくると考えます。

 ところで話は変わりますが、酒の業界では以前より有名銘柄の横流しあるいは横流れ問題があります。DSや
大型ス−パ−の酒売り場(ネット上の一部のお店なども含め)での有名銘柄のプレミア価格などは、現実店舗でお客様の顔が見える商売をしているにもかかわらず、意図的にあるいは無意識にお酒をブロ−カ−に販売しているために起こる問題です。またその解決が見られないのは、ネットか現実店舗かの違いではなく、あくまでも特約酒販店のモラルや蔵元さんの市場に対しての供給過剰であると私は考えます

 昭和48年をピ−ク(1,000万石)に毎年毎年、日本酒の市場は小さくなり今ではピ−ク時
の4割ぐらいになってしまいました。蔵元さんだけでなく、私たち小売店にとっても死活問題です。インタ−ネットという手段を正しく活用することにより、新潟の田舎町にいながらも美味しい新潟のお酒を適正価格にて、全国のお客さまにお届けできる素晴らしさをぜひ蔵元さんにもご理解いただきたいと思います。また全国の日本酒愛好家のみなさんにとっても自宅やオフィ−スにいながらにして自分の欲しいお酒を購入できる利便性はこれから益々支持されることと思います。それによって少しでも日本酒の市場の減少を食い止めることが出来れば素晴らしいことと思います。当店はお客様とのコミュニケ−ションを大切にしながら、ネット販売可能な蔵元さんの美味しいお酒をこれからも皆様にお届けしたいと思います。                         酒のいのうえ店主
【日本酒ひとくちメモ パ−ト2】 酒の話No.13
<日本酒でお肉を柔らかく>
肉の下ごしらえに日本酒が活躍。肉を焼くときや揚げるとき、前もって肉100gにつき大さじ1ほどの日本酒を揉み込んでおくと、肉が柔らかくなり味もまろやかになります。

<鷹の爪は日本酒に浸して柔らかくする>

きんぴらなどに使う鷹の爪は、乾燥しているので切りにくいもの。そこで、へたを切り取り、中の種を取り出し少量の日本酒に浸しておきます。すると軟らかく切り易くなります。漬けた日本酒も鷹の爪の風味が加わり調味料として使用できます。

<エビの生臭みは日本酒で除いて保存>

エビは背わたと殻を取り除き、日本酒を振りかけて水気を拭き取ってから冷凍庫へ。少量の湯に日本酒と塩をまぜてさっとボイルしてから冷凍してもOKです。

<冷奴にひと振りでコクが増す>
冷奴を食べるとき、濃い口醤油だけではちょっと風味に欠けると思ったら、日本酒を加えるとコクが増してワンランク上の味になります。鍋で日本酒を沸かしてアルコ−ルを飛ばした「煮きり酒」にしたものを使用してください。尚、当店取扱の「むらさき醤油」は、冷奴にピッタシです。

<古い干物は酒を振りかけて焼く>
ちょっと古くなり身が硬くなった干物は、日本酒に浸すか、日本酒を振り掛けると柔らかく、しかも干物独特の臭みも和らぎます。古い干物は水分が少なく表面が乾いているため、霧吹きなどで日本酒をかけ、中火でじっくり仕上げると焼き上がりふんわりします。

<人気メニュ−の焼きそば>
一味違う美味しさにと思ったら、麺を炒めてから日本酒を少量振りかけます。こうすると麺がふっくらします。最後にソ−スを回しかければ出来上がり!いつもよりランクアップした焼きそばになります。ちなみに焼きそばの麺は、炒める前に熱湯でほぐしておくと余分な油もとれ炒めやすいです。

<殻つきの貝は酒蒸しにしてから冷凍保存>

安いときにたくさん買ってしまった殻つきのアサリなどは、砂抜きをしたあと酒蒸しにし、冷めてから汁ごと冷凍すると、貝の持つ香りも閉じ込められ、旨味も逃がしません。むき身の場合も酒蒸ししてから冷凍を。加熱することで、生で冷凍するより日持ちします

<お吸い物に日本酒を入れると美味>
「このお吸い物、何だかちょっと味が足りないな」と思ったら、日本酒を大さじ1〜2杯入れてみてください。たったこれだけのことで日本酒の風味とほのかな甘みが加わり、美味しい美味しいお吸い物に変身します。もちろん味噌汁に入れても味がいっそう引き立ちます。

<煮干しを日本酒につけて美味しいだしに>

煮干しはコクがあるので、味噌汁のだしにぴったり。美味しいだしをとるには、頭とはらわたを取り除いてから、日本酒少々を入れた水に半日ほど漬けておきます。寝る前に準備すれば、翌朝には美味しいだしが取れています。ぜひお試し下さい。

<煎り酒>
日本酒に梅干を入れて、弱火でゆっくりと煮詰めたもの。煮切りみりんや淡口醤油、かつお節、焼き塩などを加えることもあります。なますや酢のものに酸味の味付けをするときや、白身魚やエビなど、淡白な刺身のつけ醤油代わりに用いると、味がすっきりと引き立ちます。

<乾燥しやすいお肌の悩みに>

酒風呂の保湿効果でしっとり肌へ。
美容と疲労回復に欠かせないお風呂に日本酒を入れて入浴する酒風呂は、保湿効果に優れ、肌が乾燥しにくくなるということが実験で確かめられています。作り方は簡単。37℃前後の風呂のお湯にコップ2〜3杯の日本酒を加えてかき混ぜるだけ。市販の入浴剤など足元に及ばない素晴らしい効果が期待できます。
【日本酒ひとくちメモ パ−ト1】 酒の話No.12
<冷やご飯、冷凍ごはんもふっくら>
ごはんを炊くとき、水といっしょにお酒を少々。
また、冷やごはんや冷凍したごはんも日本酒を少々振りかけてから電子レンジにかけると、びっくりするほと゛おいしくなります。

<魚を焼くとき日本酒をひとふり>

魚を焼く時、塩を降る前に日本酒を一振りしておくと、臭みがとれて香りよく焼けます。
冷凍の魚や魚介類を解凍したあとも日本酒を振りかけてから調理すると、冷凍庫の臭いもなくなり、おいしい魚に変身。

<硬くなったチ−ズもやわらかく>

冷蔵庫に置き忘れて硬くなったチ−ズ。でも大丈夫です。日本酒をひとはけ塗って2〜3分置くと、アルコ−ルの成分がチ−ズの脂肪分を溶かすため程よい軟らかさになります。また風味もアップします。お試しあれ。

<酢のききすぎた料理をマイルドに>
酢の物やドレッシングにほんの少し日本酒を加えるとまろやかな味に。
酢や塩をきかせすぎて困った時、日本酒をひとふりすれば味の修正ができます。

<硬くなったうなぎの蒲焼に日本酒を!>

買ってきたうなぎの蒲焼が、時間がたって硬くなったときは、日本酒を入れた鍋を強火で沸騰させ、火をつけてアルコ−ル分を飛ばします(煮きり酒)。この中に蒲焼を1分ほどつけてからタレをまぶせば、ホカホカの軟らかさが戻ります。

<インスタントラ−メンに日本酒!?>
インスタントラ−メンがより美味しくなるって知っていましたか。火を止める寸前におちょこ1杯の日本酒を入れます。アルコ−ルの消臭作用が麺の油臭さを消し、アミノ酸やグルタミンソ−ダなど日本酒の旨味成分がス−プの味にまろやかさをプラスして、とてもインスタントとは思えない一品に。カップラ−メンに少量加えてもグットです。

<炊き込みごはん、雑炊、炒飯の仕上げに>
炊き込みごはんや雑炊、炒飯などは、仕上げに鍋肌から日本酒を回しかけます。すると風味がぐんと増して、プロの味に。

<日本酒たっぷりでおいしい豚しゃぶ>

豚のしゃぶしゃぶは、牛肉とは違ったおいしさがありますが、牛肉と同じやり方では豚肉の旨味を十分引き出せません。そこで、湯にたっぷりの日本酒を注ぎ、沸騰させてアルコ−ル分を飛ばしたら、豚肉を入れます。これで旨味のある美味しい豚しゃぶに。また豚肉のすき焼き、豚肉の煮物などを日本酒を使ってつくると、日本酒の「裏技ぶり」がはっきりと分かります。

<生鮭は日本酒に漬けてから冷凍保存>
生の鮭の切り身一切れに日本酒小さじ1、塩少々を振って20分ほど置き、水気を拭き取ってから1切れずつラップに包んで冷凍。これで2週間はおいしく保存できます。

<残った鶏肉には日本酒を振り掛ける>

 鶏肉は傷みやすいので、すぐ料理しないのなら、日本酒を振りかけておきましょう。日持ちも良く、味も良くなり一石二鳥。鶏の酒蒸しもお勧めです。日本酒と塩を軽く振り、耐熱容器に入れて電子レンジでチン。臭みも消え、冷蔵庫内で一週間は保存OK!

<日本酒で減塩即席漬け>

 即席漬けに日本酒を加えると、風味も良くなり、塩の量が半分で済みとてもヘルシ−です。きゅうり100gを袋に入れ、中に塩小さじ4分の1と火にかけてアルコ−ル分を飛ばした「煮きり酒」を適量入れます。袋のきゅうりを良く揉んで、一晩置けば出来上がり。塩半分でOKなのは、日本酒が塩分の浸透を助けてくれるため。またアミノ酸、糖が甘さや旨味を増してくれます。

【昨今の新潟の清酒事情について】 酒の話No.11
 近頃、メディア(生活情報誌)などで、濃淳甘口のお酒が良く取り上げられています。清酒には淡麗辛口・淡麗甘口・濃淳辛口・濃淳甘口の大きく4つのタイプに分けられます。数年前までは新潟の淡麗辛口が東京を始め全国でもてはやされ、その反動か最近は、濃淳甘口のお酒が注目されています。もちろんそれぞれに美味しく個性的であり、どれが一番とかではなく飲み手が自分に合ったお酒を楽しむことが肝要です。
  
 地酒は昔から、その土地の気候や風土そして長年の食文化とともに酒質が磨き上げられてきました。北海道から九州まで同じ傾向の酒質では本来おかしい訳です。もちろん新潟県内においても淡麗辛口でひとくくりに言うことは出来ないぐらい地域により味わいがさまざまです。また新潟の蔵元さんでも近年濃淳甘口のお酒に取り組んでいるところもあります。いろいろ試行錯誤は大切なことと思います。
  
 しかしながらここからは私(酒のいのうえ店主)の個人的好みと独断でお話させていただきますが、私は新潟県の下越地方(新潟の北部)の阿賀野市(旧水原町)で永年暮らしています。当地は元来淡麗辛口の地域であり、濃淳甘口のお酒を飲みますと最初の一杯はインパクトもあり、非常に印象に残るのですがどうも食中酒としてはお酒の味が、料理や肴に勝ちすぎ飲みあきしてしまいます。そこでいつも飲んでいる淡麗辛口のタイプに戻すと本当に飲みあきすることなく、料理・肴とも調和してお酒が進みます。
  
 たとえて言えば、ごはんは決してメインディシュにはなりませんが、だからといっておかずばかり食べていては飽きてしまいます。ごはんの淡白かつほのかな甘みや旨味が、おかずの強い主張を和らげ交互に食べることにより、お互いの旨味を引き出すように新潟の淡麗辛口のお酒は、自らを強く自己主張するのではなく、料理や肴を引き立てるお酒であり、縁の下の力持ち、良妻賢母のような酒質が特徴です。
  
 今、新潟清酒は日本酒のトレンドからはずれているかのように報じられているようですがけっして、新潟清酒が愛飲家の皆さんに支持されなくなったとは思いません。確かに、全国にはたくさんの美味しい地酒・銘酒があります。でも新潟のお酒も他県に負けずがんばっています。新潟清酒は近年益々酒質に磨きが掛かってきております。そこのところを愛飲家の皆様よろしくご理解くださいませ。
【お酒の賞味期限について】 酒の話No.10
 現在お酒のラベルの下の方に表示されている日付は製造年月日です。もっと厳密にいえば瓶詰め年月日です。生鮮食品やお豆腐などは賞味期限の表示ですが、お酒の日付は賞味期限ではありませので、どの程度の期間美味しく飲めますかというご質問をよくいただきます。
 
 これは大変むずかしく一概に何日間というようなお答えはできません。それはお酒の保管状況によってかなり左右されるためです。食品全般にいえることですが、品質に大きな影響をあたえるのは日光と温度それから空気(酸素)です。お酒も栓を開けず暗く(紫外線をカット)低温の状態で保存管理すれば1年ぐらいは問題ありません。吟醸や大吟醸などはそれ以上に大丈夫です。むしろ瓶詰め直後の若々しい粗さがとれ、まろやかでうま味が増す場合もあります。一方ひなたの温度の高いところで開栓した状態では数時間でお酒の味が変わる場合もあります。

 結局、保存管理のしっかりしたお店で購入し、その後は日の当たらない涼しいところに保管しておけば半年から一年ぐらいは充分に美味しくいただけます。また開栓後は、日光・温度のほかに酸化の影響があるため早めにお召し上がりいただくか、小瓶などに移し変えてなるべく空気に触れないようにして冷蔵庫に保管すれば10日〜2週間ぐらいは大丈夫です。

 その後、もしお酒に老ねた香りや黄色く色づいてきたら直接飲むよりも料理などに使ったほうがよろしいでしょう。またお酒のタイプによっても多少日持ちが異なります。

【幻の酒の価格について】 酒の話No.9
 日頃、日本酒をご愛飲いただきましてありがとうごさいます。
ところで、よくお客様よりご質問をいただく中で「お酒の価格」についてお話いたします。通常私ども小売店は、蔵元から問屋を経由せず直取引でお酒を仕入れる方法と蔵元か ら問屋を経由して仕入れる方法との2種類があります。いずれの場合でもメ−カ−希望小売価格というものがあります。通常定価といわれるものです。
  
 そんな中で人気銘柄酒が異常に高い価格で販売されている場合があります。これは実店舗であれネットショップでも見受けられます。それではなぜそのような現象が起こるのかといいますと、人気銘柄酒たとえば新潟清酒でいえば、「越乃寒梅・久保田・八海山・〆張鶴・雪中梅」などは問屋経由での販売はほとんどしておりません。小売店との特約販売にてお酒を卸しております。当然これらのお酒は本来特約店にしか並ばないわけですが、実際はそれらのお酒を特約店より買い集め別の小売店に販売するブロ−カ−や特約店自身が、蔵元からの割り当て数量を販売しきれないために意図的に横流ししている場合があります。
 
 だいたい人気銘柄の場合は、特約店で定価で購入しそこにブロ−カ−の利益を加算し特約店以外の一般酒店や酒DS・大型量販店などに流すわけです。当然本来の定価以上の高い価格で店頭やネットのサイト上にならびます。有名希少銘柄は、全国的にみれば特約店の数も少なく一般の消費者の方はそもそもこれらの定価を知らない方がほとんどです。そのためDSやス−パ−などの販売価格が定価もしくは定価より安いものと思っている方も少なくありません。私の見る限り、今は定価の2倍あたりの価格になっているものが多いですが、時期やアイテムによっては定価の3倍以上の価格のものもあります。こんな法外な価格でこれらのお酒を求める価値が果たしてあるのかどうか?
 
 一般的に言えば、もちろんNOです。越乃寒梅の普通酒(定価は1.8Lで税込で2,000円ちょっと)が仮にDS等で5,000円で販売されていたとしたら、まじめな造りをしている蔵の5,000円の吟醸酒もしくは大吟醸を購入したほうが正解といえます。ただ仕事の関係やどうしても一度は有名希少銘柄を飲んでみたいという消費者のみなさんの気持ちも理解できます。その場合は、蔵元さんに連絡して正規特約店を紹介してらうことができます。ただし紹介してもらっても在庫等の関係で必ず買えるわけではありませんが賢い購入をするための一例です。またこのような現象は、清酒であれ焼酎であれ需要と供給のバランスがいびつなために起きる現象です。蔵元も以前よりは増石したりして対応しているようですが絶対的に需要が多いために価格が釣り上がるわけです。
 
 そこで私たち酒販店そして愛飲家のみなさんも考え方を改める必要があると思います。それは有名希少銘柄のみを追い求めないこと。ブランド力のある商品を手に入れる魅力は十分に理解できます。しかし同時にこれからは、我々酒販店も消費者の皆さんも有名無名にかかわらず美味しいお酒を発掘する喜びを見出していかなければならないとおもいます。最初から有名なものはありません。私も今まで以上に自分の五感を利かせ、これはと思うお酒を発掘しお客様にお届けしてゆきたいと思います。

【清酒の製造区分と表示】 酒の話No.8
◎最適 ○適 △やや不適 ×不適
製造区分 製法品質基準 飲み方
吟醸酒 良質な酒造好適米を精米歩合60%以下に精米し、米麹および水と醸造アルコ−ルを原料とし、吟味して製造した酒で固有の香味および色沢が良好な酒。低温でゆっくり発酵させ、杜氏が技術の粋を尽くした酒。フル−ツのような芳香と淡麗な味わいが特徴。 × ×
大吟醸酒 吟醸酒のうち、酒造好適米の精米歩合が50%以下の酒。昔は主に品評会用に造られていました。吟香が格別で、気品にあふれた風味は芸術品です。 × ×
純米大吟醸
純米吟醸
大吟醸酒の中でアルコ−ルの添加がないもの。吟醸酒の中でアルコ−ルの添加がないもの。 × ×
純米酒 精米歩合70%以下の白米、米麹、水を原料として製造した清酒で香味および色沢が良好なもの。
本醸造酒 精米歩合70%以下の白米、米麹、水、醸造アルコ−ル(使用量は白米の重量の10%以下に限る)を原料として製造した清酒で香味および色沢が良好なもの。醸造アルコ−ルを添加することにより、香りを際立たせ、切れのよいのみ口になる。
特別本醸造 本醸造酒のうち、精米歩合が60%以下で同一製造場の他の本醸造酒より特に香味や色沢が優れたもの。
古酒 一年以上貯蔵した清酒。長期間(10年以上)経つと、酒は光沢のある黄金色を呈し、味はまろやかになるが、老ね香が強くなる。中国の紹興酒のような香り味わい。
原酒 製造後、加水調整をしない清酒。 ×
生酒 製造後、一切加熱処理をしない清酒。フレッシュな香りと味わい。 × ×
生一本 自社の単一の製造場のみで醸造した純米酒。
樽酒 木製の樽で貯蔵した清酒。独特の香味を持つ。
ふな口酒 しぼった直後の酒を瓶詰めした清酒。若干炭酸ガスを含んでいるので、味は濃いが口当たり良くさわやかな香りのある生酒。 ×
活性清酒
にごり酒
清酒もろみ中の蒸米や麹の粒を細かく砕き、目の粗い布でこした白く濁った酒。火入れをしないものは活性清酒とよばれ瓶の中でも発酵しておりわずかに炭酸ガスも含んでいる。生酒なので長くは置けない。 ×
冷…冷やして、湯…お湯割り、ロ…ロック、水…水割り
上記の飲み方の適否は一般的な飲み方でのお勧めであり、みなさんの飲み方のお好みを拘束したり、否定したりするものではありません。
 例えば大吟醸や吟醸酒でも、温度によっては燗でも美味しくいただける場合もあり、いろいろな温度や飲み方を試してみるのも、飲酒の醍醐味や楽しみではないでしょうか。

【日本酒の独特の風味や味わいについて】 酒の話No.7
 ご存知のように日本酒には独特の風味や味わいがあります。
また日本酒とひとことでいっても原料や製法によってさまざまに分類できます。たとえば吟醸酒、純米酒、本醸造酒、生酒、樽酒のように。その区分と名称は従来は、メ−カ−の自主基準に任せられていましたが平成二年四月一日から「清酒の製法品質表示基準」が法制化され、特定名称の吟醸酒、純米酒、本醸造酒の原料・品質などが厳密に規定されました。

 特定名称の日本酒は共通して、次の条件を満たすものと決められています。

@使用する原料米−水稲うるち玄米は、農産物検査法3等以上に各付けされたものであること。
A醸造アルコ−ルの使用量−醸造アルコ−ルを原料の一部とするものについては、そのアルコ−ルの使用量が「白米の重量の10パ−セントを超えないもの」であること。
それ以外の「普通酒」は、米の精米歩合が70パ−セントにも満たない米を使用し、アルコ−ルの含有量が1000リットルあたり120リットル以上あり、さらに粕、ブドウ糖、水あめ、化学調味料等をしているもの。
但し、新潟県産酒のほとんどは普通酒でありながら本醸造や特別本醸造クラスの造りをしています。

次回は、日本酒の製法区分についてお話します。

【日本酒の味と香りと色について】 酒の話No.6
 日本酒の品質を現す特性といえば、その色調・清澄度・香り・味にあります。日本酒の特定名称「製法品質表示基準」の中に、特定名称酒の条件として、「香味および色沢が良好なもの」という規定があります。要するに異味異臭のない日本酒固有の香味や色沢をもった酒ということです。
 
 色については、昔は黄金色、山吹色といったかなり黄色味を帯びた色が良いとされましたが、最近では精米技術や低温の貯蔵法の進歩により、薄い色の酒が多くなってきました。
 
 清澄度については、澄んで透明度の高いものを「さえがある」とか「テリがある」という言い方をします。利き猪口の底が青い二重丸になっているのは、色合いや清澄度を見るためです。
 
 香りは、新鮮なフル−ツのような吟醸香は、良い香りの代表ですが健全な発酵から生まれ、適度な熟成ら生まれる香りは日本酒本来のものといえます。日本酒のタイプによっても香りはさまざまです。
 
 味は、濃淳・淡麗・甘味・辛味によってタイプ分けされます。また味の表現には、こく・ふくらみ・まるみ・すっきりなどの用語が使われます。
 このようなことを気にかけながら利き酒をしてみるのも楽しいですよ。

 PS.お酒のラベルには製造年月日が表示されています。紫外線と温度、0〜5度ぐらいに保てれば開栓しない状態で一年〜二年ぐらいは美味しくいただけます。ほとんど劣化しません。(生酒などは別ですが)さらに古酒は一年以上熟成させた酒で色合いもすこし黄色味がかりますが古酒独特の香りと味わいがあります。
 
 管理のしかたで熟成と劣化は紙一重とでも言いましょうか。製造年月日はひとつの目安であることは間違いありませんが、日付ばかり気にかけすぎることもないと思います。お酒の管理の仕方が重要なのです。
【お燗に向く酒、向かない酒】 酒の話No.5
 「良い酒は冷に限る」とお思いの酒通の方が多いようです。
冷やした吟醸酒や大吟醸をおしゃれなグラスで呑む。
そんなスタイルが日本酒のイメ−ジを変えたことは確かです。
しかしながら「燗酒なんて」と酒の燗が否定されることは寂しいことでありお酒の楽しみ方を半分捨てていることになると思います。

 燗酒には、冷酒にはない効用や独特の味わいがあります。
温かい酒は、消化を助け料理の油を洗い流してくれますので合わせる料理の幅が広がります。また冷やのときには気づかない酒の個性を教えてくれます。

 数ある銘柄から燗に向く酒を選ぶひとつの目安は酒の造りです。純米酒、本醸造、古酒などは燗向きで「燗上がりする酒」です。燗上がり、燗冴えする酒とは、お燗に耐えうる「力のある酒」燗をしたほうがぐっと味がよくなるお酒のことです。火入れをしてじっくり熟成させたものがお燗向きなのです。

 また、火入れをしていない「生酒」や「にごり酒」「吟醸酒」などは冷やして味わうお酒です。これらはどちらかというとフレッシュな味わいやフル−ティ−な香りを楽しむお酒だからです。

 燗酒をおいしく呑むコツは、好みの温度に温め冷めないうちに呑むことです。
日本酒はこのように幅広い飲用温度に対応できる世界でも類のない優れた特性を持っています。たまには徳利に盃で小粋に味わってみるのも楽しいですよ。
【今回は私(店主)の「どぜう」体験談です。】 酒の話No.4
 5月25〜26日と全国久保田会総会が東京で開催されました。
久しぶりの東京行きなので、総会終了後何か楽しみたいと考え、思い浮かんだのが「どぜう」体験でした。
 
 数年前、夏休みの家族旅行で東京に行ったときに家族の反対を押し切り「どぜう」くうぞぉ〜と意気込み店の前までいったらなんと定休日。
「ショック!」で体中の力が抜けたことが今でも鮮明に記憶に残っています。(そのときは今回とは違うお店だったようです)
 
 今回めざすお店は浅草の「駒形どぜう」。特に予約や定休日の確認はしませんでした。(こちらは年中無休でした)とりあえず浅草に向かい、浅草寺雷門よこの交番でお店の場所を確認すると幸いなことに、徒歩7〜8分とのこと。足取りも軽くお店に向かいました。店までたどり着くと、店のたたづまいがシブイ!さすが老舗。創業は徳川11代将軍のころ(1801年)とのこと。200年も続いているなんて・・・・・。店の中がまたシブくて趣があり感動でした。メニュ−も豊富でしたが、ここはひとつどじょうづくしで行こう!と4400円のコ−スを注文しました。
 
 内容は、どぜう鍋、柳川、蒲焼、茶碗蒸し、どぜう汁などが盛り込まれてます。そのなかでも一番は、どぜう鍋でした。体長10cmぐらいのどじょうが10匹ほど鉄鍋の上でぐつぐつと煮立っていました。ざぐ切りのねぎをたっぷりとかけお好みで、山椒か七味をふりかけ熱々をほうばりました!「うまい!あつい!やわらかい!」さらに付け加えれば、川魚特有のドロ臭さもありません。ちなみにどじょうは鳥取県より取り寄せているとのこと。ホント来てよかったの一言でした。

 もちろんお酒も飲みました。銘柄は忘れましたが、本醸造の辛口でした。このぬる燗がまたどじょうと最高に合うんですね。東京にお住まいの方はもちろんですが、観光や仕事で上京の際はぜひ江戸情緒たっぷりの「どぜう」を味わってみることをお勧めします。日本の食文化の素晴らしさが体験できます。次は帰りに見かけた「藪そば」へ行ってみたいな。きっとそばも酒も雰囲気もいいんだろうなぁ〜。

【銘酒を楽しむ名脇役「酒器」】 酒の話No.3
気軽にコップ酒もいいですが、時には気に入ったとっくりや、ぐいのみで味わう酒はまた格別にうまいでものです。
器が料理を引き立てる以上に、酒の味を左右するのが酒器です。
薄手の染付の杯ですするようにして飲むか、おおぶりのぐいのみでぐっとやるかによってたとえそれが同じ酒でも味わいがずいぶん違ってます。(私も体験済みです)
このように料理はもちろんのこと飲用温度の変化や使用する酒器によって味わいの変化を楽しめるお酒は世界中でも日本酒だけでしょう。
ところで酒器は約束事に振り回されず、あくまで飲み手の好みで磁器、陶器、ガラス器、漆器など色々楽しんでください。

<磁器>
磁器には、白磁・青磁・染付・色絵と多種多様あります。素地はガラス化しています。比較的厚みは薄く底の深さは様々あります。
私の体験では磁器は普通酒から大吟醸まですべてに合いますが、とくに本醸造系や吟醸系のひやから人肌燗までがとくにマッチするみたいです。

<陶器>
陶器はなんといっても人の手のぬくもりと、ざっくりした質感やのびのびとした磊落さではないでしようか。比較的磁器にくらべ肉厚なものが多く純米酒系や芳醇甘口系の味のしっかりしたお酒を燗で味わうには相性がよろしいようです。

<ガラス器>
いうまでもなく、吟醸系や生酒など冷たい口当たりと香りの良さを味わうにはピッタシです。これから夏場はなおさらでしょう。
江戸切子や薩摩切子なんかで飲めたら最高ですよね。そこまでこだわらなくても、お値ごろのガラスの酒器もいっぱいありますのでいろいろお試しください。私も江戸切子の杯やとっくりにあこがれますが、安い切子風の酒器でも充分楽しめます。

<漆器>
晴れの日の酒器という感じですね。ふだん使いでは主流とはいえませんが、木地に手間をかけた輪島塗などは、格調高く、しかも軽くて唇のあたりも柔らかく優しい感じです。上級酒をひやで心ゆくまで味わうには最適です。一生ものとして一セットあると楽しくリッチな飲酒ライフをおくれそうですね。

<おまけ>
おなじみ徳利は、「とくり」のことばがなまったもの。もともと酒に限らず、油や酢などの液体を入れる容器をとくりと呼んでいたそうです。
注ぎ分けるときの「とくりとくり」という音から生まれたという説もあります。
【酒の飲用温度】 酒の話No.2
日本酒は「冷や」でも「お燗」でも楽しめる、飲用温度が幅広いお酒です。反面、わずかな温度差で日本酒は香りや味わいが極めて複雑に変化します。つまり、日本酒のタイプ別にもっとも美味しくいただける温度があるということです。
 タイプ別のおいしくいただける温度をご紹介いたします。

【日本酒タイプ別飲用最適温度】
 ・吟醸酒:10〜11℃が最適。ぬる燗も可。
 ・生酒:6〜12℃が最適温度。
      氷温まで冷たく冷やすのもおいしい。
 ・純米酒:10〜45℃と適用温度が幅広い。
       温度によって変化が楽しめる。
 ・古酒:7〜25℃と、比較的幅広い温度で味わえる。

【飲用温度の表現】
 ・冷や  5℃:雪冷え   10℃:花冷え  15℃:涼冷え
 ・燗   30℃:日向燗  35℃:人肌燗  40℃:ぬる燗
      45℃:上燗    50℃:熱燗  55℃以上:飛びきり燗

※情報提供日本酒造組合中央会

【甘口と辛口の日本酒】 酒の話No.1
 日本酒の味に甘口と辛口があるのは、ご存知でしょう。
 甘口酒は糖分(ブドウ糖)が多く、酸(主として琥珀酸と乳酸)の量が少ないのが特徴です。これに対して、辛口酒はアルコールの度数が高く、糖分が少なく、酸量が多いのが特徴です。

 日本酒の甘口・辛口の造り分けは、仕込みの配合の割合で決まります。つまり、米と麹と水の配合の割合を変えたり、麹のつくり方を変えたり、発酵温度や日数を加減して、甘辛の度合いを調整します。また、しぼる直前の醪(もろみ)に蒸したもち米を加えるとか、甘酒を加えてからしぼって辛口酒を造ったり、アルコールを添加して辛口酒を造る場合もあります。

 日本酒の甘辛を測るために、「日本酒度計」という便利な比重計があります。これを酒を満たした容器に入れると、甘口酒の場合は比重が高いので上に浮き、辛口酒の場合は下に沈みます。比重計の目盛りがマイナスを示せば甘口で、プラスは辛口です。数値はその度合いを示しています。


トップページ 越乃寒梅 越乃景虎 想天坊 萬寿鏡 麒麟山 白龍 北翔 鶴齢 真野鶴 雪月花
店主のおすすめ 新潟のうまいもん お店の紹介 FAX注文書 買い物の中身を確認
お酒の話 おつまみレシピ お客様の声 リンク集 Q&A 店主のブログ サイトマップ