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【銘酒を楽しむ名脇役「酒器」】 酒の話No.3

気軽にコップ酒もいいですが、時には気に入ったとっくりや、ぐいのみで味わう酒はまた格別にうまいでものです。
器が料理を引き立てる以上に、酒の味を左右するのが酒器です。
薄手の染付の杯ですするようにして飲むか、おおぶりのぐいのみでぐっとやるかによってたとえそれが同じ酒でも味わいがずいぶん違ってます。(私も体験済みです)

このように料理はもちろんのこと飲用温度の変化や使用する酒器によって味わいの変化を楽しめるお酒は世界中でも日本酒だけでしょう。ところで酒器は約束事に振り回されず、あくまで飲み手の好みで磁器、陶器、ガラス器、漆器など色々楽しんでください。

<磁器>
磁器には、白磁・青磁・染付・色絵と多種多様あります。素地はガラス化しています。比較的厚みは薄く底の深さは様々あります。私の体験では磁器は普通酒から大吟醸まですべてに合いますが、とくに本醸造系や吟醸系のひやから人肌燗までがとくにマッチするみたいです。

<陶器>
陶器はなんといっても人の手のぬくもりと、ざっくりした質感やのびのびとした磊落さではないでしようか。比較的磁器にくらべ肉厚なものが多く純米酒系や芳醇甘口系の味のしっかりしたお酒を燗で味わうには相性がよろしいようです。

<ガラス器>
いうまでもなく、吟醸系や生酒など冷たい口当たりと香りの良さを味わうにはピッタシです。これから夏場はなおさらでしょう。
江戸切子や薩摩切子なんかで飲めたら最高ですよね。そこまでこだわらなくても、お値ごろのガラスの酒器もいっぱいありますのでいろいろお試しください。私も江戸切子の杯やとっくりにあこがれますが、安い切子風の酒器でも充分楽しめます。

<漆器>
晴れの日の酒器という感じですね。ふだん使いでは主流とはいえませんが、木地に手間をかけた輪島塗などは、格調高く、しかも軽くて唇のあたりも柔らかく優しい感じです。上級酒をひやで心ゆくまで味わうには最適です。一生ものとして一セットあると楽しくリッチな飲酒ライフをおくれそうですね。

<おまけ>
おなじみ徳利は、「とくり」のことばがなまったもの。もともと酒に限らず、油や酢などの液体を入れる容器をとくりと呼んでいたそうです。
注ぎ分けるときの「とくりとくり」という音から生まれたという説もあります。

※情報提供日本酒造組合中央会

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