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【ネット販売は顔の見えない商売?】 酒の話No.14

皆さんご存知ないと思いますが、現在全ての蔵元さんが、ネット上でのお酒の販売を認めているわけではありません。理由は色々ありますが主な理由は、「ネット販売はお客さまの顔が見えない!」からだそうです。確かに、お客様の顔は見えません。メ-ルや電話・FAX等で申し込みを受け、右から左へ商品を流しているような「安易な商売」というイメ-ジをお持ちの蔵元さんもいらっしゃるようです。

しかしながらネット販売は、想像以上にお客様への気配りや労力を必要とします。現実店舗での商売以上かもしれません。それ故、お客様の顔は見えませんが、ネット上でもお客さまと心の通い合う商売が可能となり、またネット上の商いを通じてお客様と喜びを分かち合うという素晴らしい体験を持つことも出来ます。顔が見えない分、現実店舗以上にお客様とどのようにかかわり、お客様にどうしたら喜んでいただけるのかを私は毎日考えています。

一方、ネット販売は安直でイ-ジ-な販売方法とお考えの方々やインタ-ネットがまだまだ未成熟な世界のため、デメリットやトラブルなどを心配する方々のお気持ちも分からないでもありませんが、これは実際の店舗でも同じことであり、システムや法的整備も今後成熟してくればある程度解決されてくると考えます。

ところで話は変わりますが、酒の業界では以前より有名銘柄の横流しあるいは横流れ問題があります。DSや大型ス-パ-の酒売り場(ネット上の一部のお店なども含め)での有名銘柄のプレミア価格などは、現実店舗でお客様の顔が見える商売をしているにもかかわらず、意図的にあるいは無意識にお酒をブロ-カ-に販売しているために起こる問題です。またその解決が見られないのは、ネットか現実店舗かの違いではなく、あくまでも特約酒販店のモラルや蔵元さんの市場に対しての供給過剰であると私は考えます。

昭和48年をピ-ク(1,000万石)に毎年毎年、日本酒の市場は小さくなり今ではピ-ク時の4割ぐらいになってしまいました。蔵元さんだけでなく、私たち小売店にとっても死活問題です。インタ-ネットという手段を正しく活用することにより、新潟の田舎町にいながらも美味しい新潟のお酒を適正価格にて、全国のお客さまにお届けできる素晴らしさをぜひ蔵元さんにもご理解いただきたいと思います。また全国の日本酒愛好家のみなさんにとっても自宅やオフィ-スにいながらにして自分の欲しいお酒を購入できる利便性はこれから益々支持されることと思います。それによって少しでも日本酒の市場の減少を食い止めることが出来れば素晴らしいことと思います。当店はお客様とのコミュニケ-ションを大切にしながら、ネット販売可能な蔵元さんの美味しいお酒をこれからも皆様にお届けしたいと思います。                   酒のいのうえ店主

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